【SVシングルS6】小生憤慨カミツツミ【最終2026/160位】

うおおおおおおおおおおおおん!小生憤慨!!!

失礼しました、ouncerです。
今期の名目は2ROM2000です。


構築経緯

広範囲、高火力、高速、行動保証という四皇を併せ持ち、さらに最強技†でんじは†も使えて初手適正の高い襷ハバタクカミを使いたかった。この時点である程度対面的な構築になるので、打ち合い性能が極めて高く、別の構築で使っていて使用感が良かったチョッキセグレイブと組ませることにした。
次に対面選出の最後の駒として上2体と縦の相性が良く、やはり極めて高い対面性能を持つブーストエナジーテツノツツミを採用した。
この時点で厳しいのがヘイラッシャ+ジバコイルやディンルー、キョジオーンなどのデカブツだったので、そいつらに強いチオンジェンを採用した。残りの2枠にはチオンジェンを選出できるようにするために耐久テツノドクガと、どくびし無効かつ対面操作が出来てハバタクカミ、ディンルー、パオジアン、セグレイブ辺りに強めなハッサムを入れた。

個別紹介
・ハバタクカミ@きあいのタスキ (こだいかっせい) テラス:ノーマル

実数値(努力値):
131(4)-×-75-187(252)-155-205(252)
ムーンフォース/シャドーボール/でんじは/ちょうはつ

とても強いポケモン。基本は初手に出して自分より速いポケモンとテツノドクガにはでんじは、何か企んでそうなやつにはちょうはつ、それ以外には通る技を撃つ。襷が残りそうで、なおかつ必要そうなときは裏に置くこともあった。
テラスタイプはHPが1でも残っていればミミッキュを0点にしうるノーマルとした。他の選択肢としては一致の2つがあると思うが、今回はこのポケモンに積極的にテラスタルを切りたい構築ではなかったので、リーチを伸ばすよりも弱点を無効にできる緊急回避的なテラスタイプのほうが合っていると判断した。こういう個体数が多くなく、(少なくとも襷が割れていないうちは)ケアしにくいテラスタルはやはり強力だと感じた。
技構成は一致技2つと裏のサポートができるでんじはは確定で、最後の1つは色々なポケモンの色々な行動を防げるちょうはつとした。マジカルフレイムはほとんどハッサムピンポイントになり、サイコショックモロバレルやらに対してはちょうはつのほうが役に立つ場面が多く、テツノドクガにはでんじはを撃つので不採用とした。いたみわけを入れても良かったと思うが、切れる技がなかった。でんじはと後述のツツミやチオンジェンのみがわりが自然とコンボになるのはよかった。
スカーフイーユイへのでんじはは命中率が72%になるのがつらかった。




・セグレイブ@とつげきチョッキ (ねつこうかん) テラス:じめん

実数値(努力値):
207(132)-216(252)-117(36)-×-110(28)-115(60)
つららばり/きょけんとつげき/じしん/こおりのつぶて

H:16n-1
HB:パオジアンの補正無し珠聖剣確定耐え
パオジアンの補正無し鉢巻テラス噛み砕く最高乱数切り耐え
HD:イーユイの特化火炎放射確定2耐え
S:麻痺したスカーフ準速イーユイ抜き

小生のポケモン。レギュBで学んだとおり、ハバタクカミと相性が良い。カミがイーユイやドクガに麻痺を入れるので上から殴ることが出来る。要するに耐特殊炎性能を買って採用しているわけだが、普通にスカーフイーユイに怯まされるのがいただけなかった。
対戦相手が読み師ばかりで馬鹿正直にこおりのつぶてを押している余裕がなかったので、詰め段階以外ではほぼ押さなかった。
テラスタイプはテラス時・非テラス時両方の火力を重視してじめんとした。他だとミラー、パオジアン、ヘイラッシャ、アーマーガアなどにそれぞれ強く出られるのだろうが、安定して高火力を出せるようになるじめんが結局一番強いと考えた。このポケモンを選出したときは基本的にこいつにテラスを切るのだが、裏で切ったほうが強そうだったり、そもそもこのポケモンの素の耐性が必要だったりする場面もあるので慎重になる必要があった。
つららばりの威力は50で、つららおとし(威力0)より高いので採用した。




・テツノツツミ@ブーストエナジー (クォークチャージ) テラス:みず

実数値(努力値):
147(124)-×-135(4)-176(252)-4-189(124)
ハイドロポンプ/フリーズドライ/みがわり/アンコール

HD:ハバタクカミの補正無しムンフォ最高乱数切り耐え
チオンジェンの4振りギガドレイン確定耐え
S:準速ハバタクカミ抜き抜き(準速ツツミ抜き)

ずるいポケモン。テラスタイプ以外は前期と同じ。
パルデアに存在するポケモンのうち、特性を無視すればセグレイブとユキノオー以外の全てのポケモンに対して一致110or140を等倍で超高速から押し付けられる(ツツミとパルシェンは特殊技が効果ばつぐん)ので当てさえすれば非常に強い。逆に、等倍フリーズドライなんて一切強くないのでこのポケモンを採用するのであればドロポンを恐れてはならないと思った(もちろん回数を減らす努力は必要だが)。
今期はできるだけドロポンのリーチを伸ばしたかったのと、そもそもアンコールを押したくなくなっていたのでゴーストではなくみずテラスとした。ついでにゴールドラッシュと炎技が半減となる。アンコールという技は相手が引くか引かないかで実質命中率50%なので基本相手が物理的に引けないときしか使わなかった。
HP1のハバタクカミからこのポケモンに引いたら格闘技が飛んでくる、というのが3回くらいあった。ポケモントレーナーは前を見ていない。




・チオンジェン@たべのこし (わざわいのおふだ) テラス:フェアリー

実数値(努力値):
177(132)-106(4)-145(196)-×-176(36)-108(140)
やどりぎのタネ/はたきおとす/まもる/みがわり

H:16n+1
HB:パオジアンの補正無し珠つららおとし最高乱数切り耐え(目安)
D:11n
S:無振りサーフゴー+4

癒しポケモン。上3体がバケモノ数値受けに弱いのでそういうのに出す。つもりだったが、イルカマンとかアーマーガアとかセグレイブとかも重かったうえ、そもそもディンルーとかいうバケモノの代表が結構な数の構築に採用されているので、想定より多くの試合で選出した。遅いサーフゴーやアンコールカイリューを意識してHPを削ってSを伸ばしたが、後者は前期より高速化していて全く上を取れなかったので、S振りはミラーくらいにしか活きなかった。2回くらい同速チオンジェンに遭遇した。
技構成は本体のやどりぎのタネ、HP管理のためのまもる、役割対象たちのじわれから身を守るためのみがわりまでは確定で、@1は最後の15試合くらいだけはたきおとすで使用したが、それまではA0あくのはどう個体を使っていた。あくのはどうの利点は威力が安定していること、テツノツツミに半分入ること、怯むことなどだが、そもそもテツノドクガやハバタクカミは種族値の関係上ブーストエナジー前提でも叩きのほうが入るので身代わりを割りやすく、持ち物を落とせるという利点も大きいので叩き落とすに変更した。役割対象たちの残飯やチョッキ、後出しされるポケモンの火力強化アイテムを消せるのが強かった。
テラスタイプはどく、ほのお、みずあたりと選択で、ドクガを入れる前は裏の毒無効と合わせてどくびしを回収するためにどくにしていたが、ドクガを入れた後は悪耐性の維持や格闘耐性などを評価してフェアリーとした。くさ・あくというタイプは耐性が終わっていると言われるが、半減もかなりの数あるのでこのレベルの性能があればテラスタルを温存して立ち回ることも可能であった。
仕方ないことではあるが、宿り木を四回連続で外したり四回連続で痺れたりと運負けを呼ぶポケモンであった。




・テツノドクガ@くろいヘドロ (クォークチャージ) テラス:どく

実数値(努力値):
187(252)-×-106(204)-161(4)-147(28)-133(20)
ほのおのまい/あさのひざし/どくびし/ふきとばし

HB:ハバタクカミの補正無し眼鏡サイコショック最高乱数切り耐え
HD:イーユイの特化悪の波動ほぼ2耐え
S:準速80族抜き

難しいポケモン。カミやサフゴ、ドクガを受けてどくびしを撒く。つもりだったが、チオンドクガを出すときはたいてい相手にディンルーがいるわけで、奴が生きているうちは無限に後投げされるし、裏にどくタイプがいるならどくびしも撒けないのでチオンジェンとかがディンルーを削った後でないと仕事がしにくかった。ただ、Cの上がったドクガを流せるという点は代わりが利かなかった(サイコキネシス……?)。
くろいヘドロは確定数をずらす・だらだらしてるだけで回復するという点が強かったが、ステロが痛すぎたのでブーツでも良かったと思う。




ハッサム@オボンのみ (テクニシャン) テラス:みず

実数値(努力値):
177(252)-166(4)-152(252)-×-100-85
バレットパンチ/とんぼがえり/どろぼう/つるぎのまい

器用貧乏なポケモン。テツノドクガが前にいるときにどくびしが撒かれると回収できないが、ハッサムは毒無効なのでそれを緩和できる。また、チオンジェンはパオジアンに剣舞の隙を与えるが、それをある程度なんとかできる。ほのおテラスパオジアン?負けで良いです。
ディンルーがいるのにチオンジェンが出せない状況をとんぼがえりで誤魔化すという役割もあるが、チオンジェンが出せない状況というのは割と相手にイーユイがいて、そういうときはハッサムなんか出せないのでいろいろ嚙み合っていなかった。
サーフゴーに対して引ける駒がドクガしかいないため、泥棒で打点を持たせている。2回くらいヘイラッシャの残飯を奪った。
テラスタイプについては特に言うことがない。



戦績




今期は最終週に急に勝てなくなり、さらにとてつもない不運に襲われてひっくり返っていましたが、なんとか2000に載せることはできました。構築の完成度も低く、反省も多いのでこれからも精進します。余談ですが、5/27に行われた関西ポケサー連盟オンライン対戦会にもほぼ同じ構築で出場していました。

終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。対面選出メインで構築を組んだつもりが最終日は半分以上の試合でチオンジェンを投げていた気がします。今月後半はポケモンしかしていなかったので最終まあまあ勝てて良かったです。来期はつららおとしを撃つ側に回ることを目標にしたいと思います。それでは。

スペシャルサンクス】
最終日泊めてくださったAIさん
最終日一緒に潜っていたかんちゃろーさん、つじさん、水素さん
ハリー・ポッターと秘密の部屋